あしたの漁師をオンライン育成で応援!
みえ漁師 Seeds
新規漁業就業希望者向け県内漁業紹介動画
講座の概要
漁師になりたい方に、さまざまな漁法を紹介します。この回でお届けするのはばっち・船びき網漁業です。
ばっち・船びき網漁業は、2隻の漁船で袋状になった網を曳いて魚を獲る漁法です。
対象となる獲物は、海面に近い表層や中層にいる魚類で、三重では伊勢湾内で春のイカナゴを対象とする「バッチ網」や「イカナゴ船びき網」、夏のイワシを対象とする「イワシ・イカナゴ船びき網」、「親イカナゴ船びき網」、冬のサヨリを対象とする「サヨリ船びき網」などです。
●津市白塚町 大観丸
佐脇拓哉さん
小学生の時に見た漁師番組をきっかけに漁師になろうと思いました。
高校生の時にコウナゴ(イカナゴ)漁を体験させてもらい、ばっち網漁を知りました。
●津市白塚町 大観丸
漁労長 伊藤彰啓さん
線引き網漁業の一つで、二艘の船を使って網を引っ張ります。
漁期は7月から12月で、マイワシやカタクチイワシを主に漁獲します。
今はコウナゴ(イカナゴ)が消滅状態なので、1月から6月は採貝漁でバカガイ、トリガイ、ハマグリなどを漁獲しています。
●津市白塚町 大観丸
漁労長 伊藤彰啓さん
魅力とやりがいが同じになりますが、魚が大量に入った時、自分の腕次第で大量にもなったり、魚が獲れなかったりする。
それ(自分の腕次第)で人との違いが出てくるところが、魅力でもあり、やりがいでもあります。
●津市白塚町 大観丸
佐脇拓哉さん
数えきれないくらいの魚が獲れることもあり、そういったことが魅力にもなるし、やりがいにもつながっています。
●津市白塚町 大観丸
漁労長 伊藤彰啓さん
船のメンテナンスなども自分たちで行います。
網なども自分たちで作ります。
そういったところが個人個人違うので、自分たちで組み立てていくのが大変です。
自然が相手なので、魚が居なかったり、天候に左右されたりもするので、そういう時は大変だなと思います。
●津市白塚町 大観丸
佐脇拓哉さん
魚を獲るだけではなくて、船の水を補給したり、機会に油をさしたりするなどの細かなメンテナンスが必要です。
それが大変です。
●津市白塚町 大観丸
佐脇拓哉さん
すぐには慣れなかったです。
私は漁師になって8年目になりますが、まだまだ勉強ばかりです。
やっぱり魚が獲れるということが楽しいですし、漁師という仕事にやりがいを感じているので、厳しいと思ったことはないです。
●津市白塚町 大観丸
漁労長 伊藤彰啓さん
初めは、(船倉からの)氷出し、ロープワークから始まって、
網やり(入れ)、網巻き、船の操船までいくのですが、
そこまでいくのに早い人で5年位かかりますが、一通りの行程は終了します。
●津市白塚町 大観丸
漁労長 伊藤彰啓さん
魚を獲る魅力というのは船の上でしか感じられないので、挫折もあると思いますが、努力をしていれば報われる仕事だと思うので、一度挑戦してみてください。
●津市白塚町 大観丸
佐脇拓哉さん
楽しいこともあれば、とても大変なこともありますが、やりがいはあると思います。
少しでも興味があれば来てください。