O-16 オープン動画/黒のり養殖業

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漁師入門編

新規漁業就業希望者向け県内漁業紹介動画

O-16オープン動画/黒のり養殖業約5分

講座の概要

動画インタビュー(テキスト)

「ここの海苔は美味しいね」「また来年もよろしく」と言われるとやっててよかったな。
優しい先輩たちの指導でだんだんと慣れていきました。

漁師になったきっかけを教えてください。

●カクシン水産
矢田祐介さん

漁師になったのは19歳の時でした。父親が漁師をしていることもあって小さい頃から手伝いをよくしていたのでやってみたいなと思いました。

●カクシン水産
山崎健太朗さん

親が真珠養殖をしていまして昔から船に乗ったりはしていたんですけど、高校生になってから本格的に漁業をやってみたいと思いだして卒業してからやり始めました。
最初は実家の方で真珠養殖をやってまして、黒海苔を始めたのは20歳ぐらいからです。

どんなお仕事ですか?

●カクシン水産
山崎健太朗さん

まず仕事が早朝から、3時半頃から摘採作業があるんですけど、船に2人一組で乗って。
海苔のいかだがあるんですけど、海苔を刈りとる機械にいかだを乗せて2人で一緒に刈っていく。とても寒いので少し大変ですね。

●カクシン水産
矢田祐介さん

いかだの数は400台。それを1週間で刈りとり、だいたい1日50台~60台を行う。港に戻ってくるのが5時半くらいになります。
そこで海苔を撹拌(かくはん)機に入れて、黒海苔だとゴミ取り機に通して熟成させて海苔簀(のりす)に流して乾燥させてできあがり。
黒ばら海苔の方だと真水で1回洗ってから、脱水をかけてほぐし機でほぐして乾燥させています。
1番多いときで袋240個ぐらいとれる。板海苔で(1袋あたり)800枚ぐらいですかね。
乾燥ばら海苔は1日、繁忙期で260㎏からそれ以上あります。

昔と今と作業に違いはありますか?

●カクシン水産
山崎健太朗さん

機械は段々新しくなってきて効率も良くなってきている。

●カクシン水産
矢田祐介さん

昔は海上で種付けをすることが基本だったんですけど、最近は水温の関係もあって陸上の方で種付けを頼むことも増えました。伊曽島の陸上で種付けをしています。

大変なこと、嬉しいこと

●カクシン水産
矢田祐介さん

朝も早いですし決まった休みがないですね。それでも黒い海苔を作って友だち(や知り合い)に渡すと「ここの海苔は美味しいね」「来年もよろしく」と言われるとやっててよかったなと思います。

●カクシン水産
山崎健太朗さん

自分たちが作った海苔を食べてくれる人がいることが嬉しいです。自然相手の仕事なので新しい発見とか成長の場が沢山あると思うので挑戦してみてください。
ちゃんと長期休みもあります。

漁師になるために必要なことは?

●カクシン水産
山崎健太朗さん

最初は慣れませんでしたけど学ぶことが沢山あって、優しい先輩たちの指導でだんだん慣れていきました。

●カクシン水産
矢田祐介さん

今までしてきたことが無いことが多くて、ロープの扱い方や船の操船など最初はできなかったです。それでも先輩漁師に教えてもらって少しづつですけどできるようになりました。

●カクシン水産
山崎健太朗さん

黒海苔養殖に就業する時は海の変化に適応できるスキル、あとは天候の影響を把握してスケジュールを調整できるような(力も)必要だと思います。

●カクシン水産
矢田祐介さん

自分の手腕で結果が変わることが多いので難しいですけどそれが楽しいところでもあります。

●カクシン水産
山崎健太朗さん

黒海苔養殖は新しい発見と成長の機会が沢山待っています。若い人の力はとても力になるので少しでも興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

●カクシン水産
矢田祐介さん

黒海苔養殖業はどこの漁業場所でも人手を求めているので少しでもやりたいという気持ちがあるのであればぜひチャレンジしてみてください。

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