南北に1,088kmに及ぶ長い海岸線を有する三重県は、全国でも水産業が盛んな県の一つとして知られています。
木曽三川の恵み豊かな伊勢湾、離島や風光明媚で波静かなリアス式の入江が続く伊勢志摩地域、雄大な太平洋の黒潮おどる熊野灘など変化に富む海域を持つ三重県では、古くから漁業や水産加工業を中心として水産業が発達し、沿岸地域で漁村が形成され、漁業・漁協は地域文化及び経済の根幹を成すものとして人々の暮らしを支えてきました。
現在でも、地域の基幹産業として重要な位置にあり、水産加工業、流通業などの幅広い産業が、水産業と密接に関連し、地域経済を支えており、また、国民の余暇活動の場となるなどして、私たちの健康で豊かな生活の実現のために直接、又は間接的に大きく貢献する非常に重要な役割を果たしています。
また、このような水産資源を持続的に利用するために、資源を守りつつ適正な漁獲を行う資源管理やつくり育てる漁業を推進し、漁業生産の安定を図るため、稚魚などの成育の場である藻場や干潟を整備する環境保全、漁場づくりを行い、豊かな海を次世代に継承するため様々な活動を行っています。
